パーソナルトレーナー岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンスー③ 骨盤・股関節エクササイズ
2021年11月13日骨盤・股関節エクササイズ②
ここ大船も朝晩がめっきり寒くなり、街路樹も色づいてきました。
気がつけば立冬を過ぎています。今年の立冬は11月7日。
暦の上ではもう冬なんですね・・・。
体はまだ寒さに慣れておらず、体調を崩したり、筋肉系のトラブルが起きやすい季節です。
どうかお気をつけて。
さて、今回は骨盤・股関節エクササイズ第2回です。
第1回では主に股関節・骨盤まわりのストレッチ的なエクササイズをご案内させていただきました。
この部位が硬いとしなやかなうごきがなかなかむずかしいはずです。
うごきもカチカチ、故障もしやすくなります。
今回は いわゆる深層筋、インナーマッスルをねらいます!
カラダの表面にある目に見える腹筋がアウターマッスル、そのさらに奥、見えない筋肉です。
ターゲットは大腰(ダイヨウ)筋、下半身・骨盤・上半身をつなぐ筋肉です。
この大腰筋、とても重要なんです!!
ここの筋力が低下していくと、骨盤の位置が落ちてきます。
そうなるとくびれがなくなり、どてっとした(笑)シルエットになってしまいます。
逆にここがしっかりしていると骨盤が上がってくびれも出来てきます!!
歩くときにスッと脚を一歩 前に出しますよね。
そのときにつかわれるのがこの大腰筋です。
なので、このエクササイズをおこなうと歩幅が自然と広がります。
社交ダンスをやられているあるクライアント様は、このエクササイズをおこなってから歩幅がぐんと広くなり、「ステップがすごくよくなった!」と、先生にほめられました!!
と報告してくださいました。
走るときも同様に、スタートの一歩はこの大腰筋がつかわれます。
私もサッカーやフットサルを30代前半ぐらいまでよくやっていたのですが、この大腰筋を意識したトレーニングをおこなうと、動き出しのはじめの一歩がグイッと力強くするどくなりました。
このトレーニングを知ったのが20代後半ぐらいでしょうか・・・。
もっとはやくこれを知っておけば・・・。と痛感したのをおぼえています。
ということでこの大腰筋というのはスポーツでも重要です!!
この状態からまっすぐ片足をあげます。(写真1~写真2)
呼吸をしながら、ゆっくり3秒ほどかけて。
このときひざは伸ばして。
太ももの表側に効きます。
つまさきとすねが直角になるぐらい足首もグイッと引き上げると、ひざまわりの筋肉もつかえて、ひざ痛の予防・解消にもつながります。
そこからこのあげた足をゆっくり外側に。(写真3)
上体は上を向いて両肩を床につけたままできると股関節がしっかりとうごかせます。
そのまま今度は反対側まで。(写真4~写真5)
股関節をしっかりとうごかしましょう。
またこの状態にもどって、(写真6)
ゆっくり脚を下ろします。(写真7)
今度は逆脚へと続きます。
股関節や腰などに痛みがある場合は無理のない範囲でおこないましょう。
太ももの表側や腹筋・特におへそから下の下腹部がキツイ・・・という方、効いている証拠です。(笑)
ここの引き締めにもつながります。
なかなか普段はおこなわないうごきのはずです。
くれぐれも無理のないようになさってください。
慣れてきましたら床におろしている両腕をカラダに乗せるようにしておこなってみてください。
うでの支えがない分、ダイレクトに腹筋・大腰筋などに負荷を感じるはずです。
少し方法に変化をつけるだけでまだまだ負荷をアップさせていけます。
次回は股関節・骨盤の3回目。ストレッチを中心にお届けします。
お楽しみに!!
(次回へ続く)
神奈川県藤沢市出身。
生保会社を退職し2003年にパーソナルトレーナーとして独立開業、「Fiziks Body Counseling Laboratory」設立。
2013年、鎌倉市大船駅前にスタジオオープン。
肩・腰等お身体のケア メンテナンス・パーソナル トレーニング・ストレッチ・キックボクササイズ・食生活診断などを行なっています。
健康運動指導士・心理カウンセラー・栄養士
特技;サッカー・打撃系格闘技
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