パーソナルトレーナー 岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンス-⑮ 花粉症対策

パーソナルトレーナー 岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンス-⑮ 花粉症対策

2023年3月21日 オフ 投稿者: 岩沢幹雄

前回はこちらから

花粉症のシーズン真っ盛り。
今年は (今年も、か?)かなり強烈ですね!
私も花粉症とは小学生のころからの長い付き合いです。
ただ、症状は ひどいときにくらべると かなり軽くなっています。
免疫機能がアップしているのか?
普段の生活習慣が良い方向に改善されてきたおかげなのか?
あらためて ふりかえってみたいと思います。
そして ひどい症状のときも かなりラクになる対策もお伝えさせていただきます。

マスク&メガネ

やはりマスクは必須です。するだけでも全然つらさが違います!
私はこの時期はマスク無しは考えられません、かなり助けてもらっていました 👍️
コロナウイルスが出始めのころ、マスクに抵抗感が・・、という方も多かったように思いますが、こういう事情で私には抵抗感が全くありませんでした。

そしてメガネ。花粉症用の完全ガードのメガネは私は未経験なのですが、ふつうのダテメガネでもやはりかなりラクになるので、マスク&ダテメガネは手放せません。

普段の生活習慣においても 心がけたいポイントを簡単にまとめてみました。

バランス良くたくさんの食品を摂る

偏食は免疫力など体内のバランスを崩す原因になります。
花粉症は体内の免疫のバランスの乱れが一番の原因といわれています。
また、肥満などの生活習慣病の原因にもなる、いわゆる欧米型の食生活、肉・卵などの過剰摂取も体内の免疫のバランスを崩します。

充分な睡眠 適度の運動

睡眠不足や疲労などは鼻粘膜を痛め、抵抗力も弱め免疫力のバランスを崩します。
疲労をためず、適度な運動で体力アップできれば花粉症の症状以外にもいろいろな面でカラダによい効果があらわれるはずです。

ストレスをためない

精神的なストレスも免疫の機能を乱す原因に。
上手にリフレッシュして、ストレスをためないようにしたいものです。

タバコ アルコールなども

タバコやアルコール・コーヒー・香辛料などの刺激物の摂り過ぎも避けたいですね、鼻粘膜を痛めます。

排気ガスは要注意

高速道路、幹線道路沿いでは花粉症の症状が悪化するというデータもあります、同様に鼻粘膜を痛めます。
私も痛感です。
例えば 環八通りのような車通りの多い幹線道路沿いだと 確実に目や鼻がつらくなります。
逆にスキー場は おそらく杉の木も多いので 戦々恐々だったのですが、全然大丈夫だったということも。

モーニングアタック

私の花粉症症状が一番ひどかったのが 大学を卒業して就職したころ。
ストレス、十分な睡眠、バランスのよい食生活、アルコールなど、前述の生活習慣において心がけたいポイントも あまりよろしくない状況だったように思います😅

とりわけひどかったのが朝。起床時です。
目・鼻周辺の顔面の神経がものすごく過敏になり、高熱が出たかのように頭もフラフラに。このころは 朝がとにかく苦痛、つらかったです・・。

モーニングアタックという言葉をご存知でしょうか。
起床後、朝に起こるひどい症状です。経験のある方も多いと思います。
私ももう小学校のころからの長年の花粉症歴なのですが、一番ひどいときはこのモーニングアタックで 大げさでなく毎朝フラフラの、それこそ瀕死の状態になっていました。
ここまでひどいのはちょっと重症過ぎるかもしれませんが・・・。

ふりかえってみると、社会人1年目で慣れないことも多く やはりストレスもあり、食生活もバランス悪く、毎日のように車で営業に行っていた、などとご案内させていただいたような鼻粘膜を痛める要因も重なっていた事にも気づきました。

そしてもう一つ、ギリギリ直前まで寝ていたことが多かったこと、これも大きな原因でした。
つかれているときなど家を出る10分前ぐらいまで寝ていた事もあったと、今回読み返したブログに私は記述していました、10分前はひどいな・・、でもそんなだっだたようにも思います😅 

いろいろ大変だったし、頑張ってたよな~と 今ふりかえると思えます😊

朝はスッキリ起きたいもの

内臓や血管などのはたらきを自動的に調整してくれる 自律神経。
生命を維持するために24時間 全身をコントロールしてくれています。
人間が日中起きているときは この自律神経のバランスが交感神経優位になります。
体温も上昇、身体も活動モードに切り替わります。
これが夜遅くになると替わって 副交感神経が優位になり身体は休息モードに、体温も低下していきます。
この自律神経のバランスが、花粉症の症状を引き起こす 体内の免疫バランスの乱れにも影響していきます。

起床時、自律神経のバランスが副交感神経優位から交感神経優位にスムーズに切り替わると副腎皮質ホルモンというものが分泌されます。
これにより免疫細胞のバランスの乱れが改善されます。

しかし、このときもやはりストレスや疲労などでカラダの状態がよくなかったり 寝ぼけたまま起きると 副交感神経が優位のままで このホルモンが分泌されず、布団から舞いあがった わずかな花粉にも反応、モーニングアタックにやられてしまいます。
さらに日中吸い込んだ花粉にも過敏に反応。症状もますます悪化します。

モーニングアタックの対応策には次のようなものがあります。

  • 朝目覚めてもすぐに起きない。寝ぼけた状態から頭がスッキリしてきたら自律神経が切り替わってきた合図、そこまで待ってから起きる。
  • 寝起きの悪い人は布団の中で足首を動かす運動をすると、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、3~4分で血流が全身に回り頭がスッキリしてくる。 

朝イチシャワーのススメ;“温”と“冷”を交互に

もう一つ、おすすめの対策があります。
それは朝イチのシャワーです。
ただでさえシャワーを顔などに浴びれば花粉症のモヤモヤが軽減され、シャワーあがりのさっぱりした気分になれると思います。

そして、花粉症の症状をおさえる交感神経の働きをアップさせるのが「温冷シャワー」です。
温かいお湯と冷たい水を交互にシャワーします。
ただ冷たい水はまだこの季節はつらいものがあると思います。
お湯に少しずつ水を加えてぬるめのところから慣らしていくのがよいと思います。

まず少し熱めのシャワーを 10秒から 30秒ほど、次にぬるめのシャワーを心臓から遠いところから同様に。
交互に少しの間でも効果はあります。
身体が驚き交感神経優位の状態が日中続きます。

体脂肪燃焼効果も

さらにこの温冷シャワー、体脂肪を燃えやすくするうれしい効果もあります。
冷のシャワーで冷やすとその部分の筋肉や血管は収縮します。
そして温のシャワーで温めると逆に筋肉や血管は緩みます。
この温冷シャワーを交互に繰り返すことで筋肉、血管のポンプ作用により血行がアップします。

また、身体を一時的に冷やすと低下した体温を元に戻そうと身体が反発し代謝もアップ、体脂肪も燃えやすくなります。
交感神経を刺激し活性化させることも同様に体脂肪を燃えやすくさせてくれます。

褐色脂肪細胞も活性化

体内の脂肪細胞には脂肪をため込む白色脂肪細胞と、その脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞の二つがあります。
温冷シャワーでこの褐色脂肪細胞を活性化させ体脂肪を燃焼させやすい体質に変えていくことが出来ます。

褐色脂肪細胞は背中の肩甲骨周辺、腎臓周辺(ちょうど腹筋の裏側の背中のあたり)、首筋、わきの下、心臓周辺の五箇所に存在するといわれています。
ここを温冷シャワーで刺激すると褐色脂肪細胞が活性化され体脂肪をエネルギーとして燃焼させやすくなります。

無理は禁物

ただ冷のシャワーはくれぐれも無理は禁物です。
私も以前は冬でも冷のシャワーは冷水のみでしたが、今はソフトにお湯もプラスしてややぬるめのシャワーにしています。

いきなり心臓の近くに冷のシャワーというのも危険です。
心臓などが悪い方や風邪気味の方は控えられた方がよいと思います。

時間があるときは湯船のお湯につかり、そして冷のシャワー、と交互にやるのも効果大です。
筋肉痛などの疲労回復にもとても効きます。
これは私もよおこなっていました。
冷のシャワーを浴びたあと、湯船のお湯に使ったときに身体中を血が巡っているような感覚がなかなか心地よかったのを思い出します。

身体にとってさまざまなよい効果も

この温冷シャワーははじめはつらいかもしれませんが、身体にとってさまざまなよい効果が期待できます。
代謝はかなり良くなります、冷え性の改善にも有効です。
血行・リンパの流れも良くなり、むくみ解消にも効果大です。
昔なつかしい乾布摩擦などと同様に カゼなどの予防などにも、免疫力もアップするするのではと思います。

私は、よく肌がキレイですねと言われるのですが、気を使っていることなどは特にないので、おそらくこの温冷のシャワーの効果が大きいのでは? と思っています♪

最後にオマケ?の花粉症対策

そして もうひとつ、こちらも私は この花粉症にお悩みの方にはおすすめしています ♪
私には抜群の効果でした 👍️

アレルシャット 花粉 鼻でブロック (フマキラー)

綿棒でぬるだけなのですが、わたしには効果テキメンでした!!
花粉症にお悩みの方には、すかさずこの薬をすすめています 😊
この薬、鼻でブロックとあるのですが、試しに目のそばのかゆいところにも少し塗ってみたのですが、これまた効果テキメン!

Try してみるものですね 🎵

(次回に続く)