ビジネスコーチのショートエッセイ;気分は昼行燈(ひるあんどん)-㉖
2022年4月14日週休3日制
クライアント(C):日立が週休3日制だってさ。
ビジネスコーチ(BC):そうみたいですね。ニュースでは「給与を減らさずに週休3日にできる新しい勤務制度を22年度中に導入」とか報じられていますね。
C:どういう仕組みなん?
BC:労働時間を勤務日ごとに柔軟に割り振ることができるようにするみたいですよ。月曜日から木曜日まで9~10時間働いて、金曜日を休んで週休3日、みたいな感じのようです。
C:ほぉ~。メリットはなに?
BC:「時間の使い方について幅広い裁量を認めることで、社員の意欲を高める効果が期待できる。総労働時間は変わらないので、賃金を維持することもできる。」と記事には書いてありますね。これは想像ですが、5日間かかってやってた仕事を何とかやり繰りして4日でやろうとしたら、たぶん残業時間も減って、企業としても人件費削減につながるんでしょうね。NECやパナソニックも検討中だとか。
C:大企業はエエわなぁ。ヒトがたくさんいるからそんな仕組みも運用できる。ウチみたいな中小企業でこれやったら途端に人繰りがつかなくなる。
BC:そうですか・・・。
C:最近受注が増えてきたのは有り難いのやけど、人手不足で現場は大忙しや。残業どころか休日出勤せんと納期が間に合わん。コレを何とかしたいわ。
BC:そうですねぇ。「人手を集めるにはまず労働環境を整えないと」とか言いますが、労働環境の要素の中でも、こと労働時間に関しては人手に余裕がないと労働時間は減らせませんものね。「ニワトリと玉子」みたいな議論ですね。
C:人手不足はIT化やDXで克服を!とか言われてるけど、IT機器を扱える人材が社内にそもそもおらんがな。
その人手はどうやって採ってくるんや?
社内人材を教育して?
教育してる間の現場の人手はどうカバーする?
中小企業の人事政策はキレイゴトではすみませんのや。トホホ・・・。
(次回に続く)
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こんにちはHill Andonです。日本語で書くと昼行燈と申します。
サイトオーナー兼管理人兼編集長兼メインライターです。
中小企業のみなさん向けに、エグゼクティブコーチング・経営改善支援・補助金申請支援などを行なっている、フリーランスの経営コンサルタント。中小企業庁の「認定経営革新等支援機関」でもあります。
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