ビジネスコーチのショートエッセイ;気分は昼行燈(ひるあんどん)-㉓
2022年3月24日中小企業も賃上げしよう!
クライアント(C):大企業は賃上げ大盤振る舞いやねぇ。
ビジネスコーチ(BC):そうですね。御社はどうされますか?
C:ウチ?ウチみたいな中小企業はそう簡単に賃上げできんワな。
BC:そうなんですか?というのは?
C:だって、今までの「低価格こそが唯一の善」みたいな風潮がようやくなくなってきてるけど、値上げが世の中に受け入れられて、その恩恵がウチにまで及んでくるのはまだまだ先だワな。それまでは賃上げなんてとてもとても・・・。
BC:そうですか?でも、先日「久々に大口受注が取れた!」と喜んでおられたのでは?
C:受注はとれたよ。でもその分、仕入とかの運転資金が余分にかかって、却って資金繰りは厳しいワな。
BC:そんな状態では、従業員に報いる余裕はないと?
C:そうやなぁ・・・。なんとか報いてやりたいけどなぁ・・・。
BC:昇給は無理でも、せめて賞与の支給とか。
C:ボーナスか。ここ数年払らっとらんからなぁ。
BC:社長。以前から従業員の評価をキチンとやりたい。頑張っている社員をちゃんと評価して相応の報酬を払ってあげたい。と仰っていましたよね。もしかしたら今が良いキッカケじゃないですか?
C:人事評価制度か?ウチ、ちゃんとしたのないからな。社員が納得する評価基準作って、それに基づいて賞与を払ったり昇給させたりする・・・。社員のモチベーションアップには必要かもしれんな。ちょっと考えるわ。
BC:そうですね。「賃上げ=コスト増」とだけ考えずに、御社の組織を整備して活性化する梃子(てこ)と捉えても良いかもしれませんね。
(この稿おわり)
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こんにちはHill Andonです。日本語で書くと昼行燈と申します。
サイトオーナー兼管理人兼編集長兼メインライターです。
中小企業のみなさん向けに、エグゼクティブコーチング・経営改善支援・補助金申請支援などを行なっている、フリーランスの経営コンサルタント。中小企業庁の「認定経営革新等支援機関」でもあります。
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